今日お知らせしたいのは、「丸オクラ」の育て方です。
品種は『スムースグリーン』ですね!
「やわからで、食味最高 夏のスタミナ野菜」と書いてありますね・・・。
ダイソーのオクラの種には、他にも『オクラ(品種: みやこ五角)』などもあります。
基本の育て方・栽培方法は同じですので、是非是非参考にしてみて下さい!
他にも品種はいくつかありますが、基本の作り方は品種を問わず一緒ですので、参考になさって下さい。
感想ですが、
『オクラ(みやこ五角)』と比べると、『丸オクラ(スムースグリーン)』は、断然柔らかくて、食卓に並んだ際は、こっちの方が人気でした。
Contents
100均の種『丸オクラ
(品種: スムースグリーン)』とは
≪今回使用したダイソーの種≫
≪種袋の品種表記と特徴≫
特徴:
濃緑磯の丸サヤ、早生タイプ。
種まき後、80~90日で収穫できます。
果実は通常の五角オクラに比べて、サヤは柔らかく、ほんのりした甘味があり美味です。
収穫が遅れて、ひと回り大きく成長しても、すぐに硬くならず、食味も新鮮です。
『丸オクラ(スムースグリーン)』の種まき時期等、
作付け年表はコチラ
オクラ全般の作付け表 pdf版はコチラ ⇒ オクラ全般 作付け表オクラ全般 作付け表
オクラの栄養価
食物繊維(ペクチン、が落胆、アラパンといったぬめり成分)が豊富。
βカロテン、カルシウムやカリウムも豊富。
これらの栄養素によって、便秘防止や大腸がん予防、高血圧予防、骨太効果が期待できる。
発がん作用抑制や髪や皮膚の健康維持にも効果的。
オクラを作るのに知っておくと良い知識
品種は、輪切りにした時の切り口が五角形になるアーリーファイブやグリーンスターが有名。
南の温暖な地域で一般的に育てられているオクラは角がなく、丸オクラや島オクラと呼ばれている。
他にもベニーという紅い色をしたオクラもある。
発芽適温: 25~30℃
適温でないと発芽しないので、早まきは適さない。
早まきの場合はトンネル必須。
5月の暖かくなってから、撒くのが◎
育成適温: 一番の適温は20℃~30℃。
寒さに弱く、15℃以下で成長が悪くなり、10℃以下で成長が止まってしまう。暑さには強い。
成土の状態: 弱酸性。
育成環境:
とにかく強い日光を好む為、傍に草丈の高い野菜などがあると、生育が極端に悪くなる。
連作障害: 連作障害あり。
1年間は同じ場所に植えないように。
連作すると、ネコブセンチュウや苗立枯病が発生しやすいなる。
植え付け距離: 畝幅150㎝、株間30㎝の二条植え。
基肥: 苦土石灰、堆肥、化成肥料。
間引き: 本葉2枚の時期に間引き。
土寄せ: 最初の追肥の頃に必要。
追肥: 開花の頃から追肥する必要あり。
肥料不足になると、樹木の上部ばかりに花が咲き、実がなるようになります。
花が頂部に近いところでばかり、咲くようになったら、早めに追肥をするべし!
種子の寿命: 5年。
野菜の中では長いほう。
整枝: 側枝は伸ばさないか、1本のみ伸ばし、その他は取り除く。
できたオクラをハサミで切り取った場合・・・
・・・通常オクラは、幹から側枝が枝分かれする部分(着果節と言います)に生えますが、その枝は残して、それより低い位置の枝は全て切り落とす。
摘果摘葉(てきかてきよう):
とにかく日光を好む為、葉が茂りすぎると、光線不足になって、実の付きが悪くなる。それを防ぐ為、収穫した実の下、1葉のみを残し、そこから下を摘葉する。
重複したようになりますが、先程の「整枝」の説明の、葉の部分の説明ですね!
この摘果摘葉を毎日、きちんとして収穫を続けると、3mを越える木になりますよ!
絶対に1日も欠かしてはいけません!
なので、オクラの木は、なるべく収穫しやすい、自分の家から近い畑に植えるのがいいでしょう。
障害果と原因:
曲がり果・イボ果などは、カメムシの吸汁や草勢が強すぎたり弱すぎたりする時に発生します。
特にイボ果に至っては、気温が低い場合に発生しやすく、こうなってくるとそろそろ木の終わりのサインでもあります。
ではでは実際、取りかかりましょう!
時系列でみる、オクラの育て方
まずは土の状態を、オクラさん向きにしてやろう!
前準備:
種まきの2週間前に、苦土石灰150gをまいて、よく耕します。
(分量は全て1平方メートル当たり)
さらに種まきの1週間前に、堆肥3kg、必要な方はリン酸・カリ系が強い化成肥料100gを選んで、よく耕します。
化学肥料を使いたくない方は、牛糞をすき込んでおきます。
次は畝作りです。
畝幅は、150cm、高さ15~20cmで平らに成形します。(2列種まきがオススメ!)
この時、アブラムシ対策のために、畝には種まき部分の穴をあけた黒ポリマルチをすると効果的です!
土づくりが終わったら次は種まきですよ!
小学生でもできる!種から育てるオクラ
上手に発芽させるコツ:
オクラの種は固くて水を吸収しづらいです。
そのまま土にまいても発芽しない可能性があります。
ということで、種から育てる場合は種をまく前日から1日種をぬるま湯に浸しておくと、発芽が揃います。
畑へ種まき:
深さ1cmほどの穴に4,5粒の種をまきます。(種まきの間隔は20cm。)
根が直根性なので、直播の方が収穫量が多くなりますよ!
軽く土で覆い、水をたっぷりあげます。
(覆土が深すぎると発芽に時間がかかるか発芽しない場合があるので、注意。)
発芽には温度が適温でないといけないので、できればトンネルをかけて保温しましょう。
通常は約4~5日で発芽しますよ!
苗から育てる場合:
オクラは基本、芽を出させるのが非常に簡単な野菜なので、畑やプランターに直播がオススメですが、一度畑に植えてしまうと、移植が難しいと言われる作物でもあります。
どうしても移植させる予定のある場合は、ポットに撒いておいて、後で定植するといいでしょう。
間引き:
間引きは本葉が2枚の時期に1つの穴に2株だけになるように間引きします。
引っこ抜くのではなく、残す株を傷つけないように、それ以外をはさみで
根元から切ってくださいね。
土寄せ:
土寄せは最初の追肥の頃に必要です。(苗が風で倒れてしまうので。)
夏の乾燥時期は土の上に敷きわらをして、乾燥しないようにします。
追肥:
追肥は、開花後10日~2週間おきに化成肥料をまきます。
畝の両サイドに、1mにつき30gほどまきましょう!
苗から育てる場合も、土寄せと追肥は同じようにしてくださいねー。
初心者向け栽培ポイント(支柱):
強風などで倒れやすい環境の場合は、支柱を立てるようにします。
1株に1本並行するようにまっすぐ立てて縛るのが一番シンプルで簡単です。
柵のように複数を囲って立てるやり方もあります。
オクラを鉢やプランターで育てる場合
鉢・プランターの場合:
鉢は、深さが30cm以上あるものを選びます。
種まきの方法は畑への地植えと変わりません。(穴に5粒ほどまく。)
日が当たる場所で、乾燥しないように水やりをこまめにしましょう!
15cmほどに成長したら、プランターか畑へ植え替えてくださいね。
プランターの場合も深さが30cm以上のものを選びます。
畑栽培と同様に、種まきの間隔は20cm必要です。
支柱も忘れず立てるようにしましょうね!
オクラの収穫について
品種にもよりますが、開花後3~7日位(盛夏で3日)で、6~8cmほどに成長したものを収穫しましょう!
先程の「摘果摘葉」の欄を参照してください。
毎日欠かさずオクラを収穫し、整枝をし続ければ、樹木は3m程になりますよ!
収穫が遅れて大きくなりすぎると固くて食べられないので注意です。
固くて食べられないなんてもったいないですよね・・・。
うっかり忘れて、バカでっかくなったオクラは、次の年に使う種用に、そのまま放っておきましょう。
家庭菜園用であれば、健康そうな実が数本あれば充分でしょう。
以上になります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。