こんにちは、
『節約野菜』のブタ子です。
今回は、ネズミ捕り器と言いますか、残虐性が低く、人道的なネズミ捕獲器をご紹介させて頂きたいと思います。
年によって違いますが、大量発生する年はほんとにボカスカでますもんね!
「ネズミ出没注意」の標識が必要な程ですよ(笑)
様々なタイプの商品の特徴と、
実際に私が実践している、より捕獲率の上がる使い方をお伝えしますので、
「ネズミ捕獲機を買ってはみたものの、全然獲れない」って方は、試してみて下さい。
Contents
踏み板(シーソー)式ネズミ捕獲機のススメ!
ネズミ捕り関係の器具としては、実に沢山の商品があるのですが、
今回どうして、このシーソー式?と言いますか、踏み板式・・・
閉じ込めるタイプのものの事を特集しようとしたかと言いますと、ハッキリ言って、残虐性が低いからです。
また餌は付けた方が、より効果的ではあるものの、無くてもポンポコ獲れるし、
無害無毒で、ネズミにケガをさせるわけではないので、人道的!
例えばあの、『トムとジェリー』に出てきたような、チーズを仕掛けて、ネズミがかかったら、バチーーーン!とバネが跳ねて、ネズミを捕まえるようなものは、ネズミを捕まえるだけではなく、一発で背骨や足などをへし折ってしまいます。
その一発で安楽?死になればまだいいですが(よくはない)、
人間が見つけるまでは、その傷ついた、瀕死の状態のままずっと苦しむわけですから、いくら小さな生き物と言えどもそんな事したくありません。
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ネズミ駆除・撃退方法の比較は、以下の表をご覧ください。
それぞれの器具の目的はバラバラなので、一重に殺傷能力が高ければいいとかいう問題ではなく、
例えば“超音波・電磁波撃退器”であれば、そもそも“ネズミを寄せ付けないこと”が目的なので、捕獲力や殺傷力は必然的に低くなります。
低くなるというより、そもそも寄って来なくなる為、
「殺す事」が目的でもなし、「死んだかどうか」を確認する事ができません。
同じように、バネ式捕獲機なども、「ネズミがやってきたところをバチンと取り押さえる」という事が目的の為、忌避力自体が低くなっています。
そもそも寄ってきてくれない事には退治できない仕組みですからね!
また、バネ式や粘着性ネズミ捕りのように、殺傷性や捕獲力が強くても、すでに死んでいたり、場合によっては数日が経過した状態である為、後始末が簡易かどうかも考慮する必要があります。
そして、捕まってから時間が経つと、今度はそのネズミを餌とする、イタチや野良ネコなどがどこかから侵入する恐れもあります。
そんなものならまだいいですが、ヘビなどが一緒にかかってしまうと、もはやどうやって処分したらいいかパニックになるでしょうから、後始末は意外と重要です。
悪夢で見ちゃうような姿になってる事もありますからね・・・。
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◆踏み板シーソー式 ネズミ捕獲機の特徴◆
では、ここからは構造やしくみをはじめとする、
踏み板(シーソー)式のネズミ捕りの特徴に触れてみましょう!
踏み板式ネズミ捕り器:構造としくみ~
“ネズミの通り道に置く”という点においては、バネ式や毒餌など、他の捕獲方法と同じです。
私の持ってる『チュートルマン』は、中がシーソーのようになっており、ネズミが入り口から入って、しばらく進むとネズミ体重の比重がシーソーの反対側に移り、ピタゴラスイッチのように蓋が締まる仕組みになっています。
細いパイプや隙間があると、吸い寄せられるように入ってしまうネズミの習性を利用したものなので、ネズミの通り道に設置して使います。
実際、使ってみて、本当にポンポコ鼠がかかりますので、買って良かったな、と思いました。
踏み板式ネズミ捕り器:残虐性について~
こちらは、カゴ式も同じですが、まず、残虐性は低いです。
バネ式や毒餌のように、捕まえられても、ケガをしているワケではない為、捕獲機の中でピンシャンしています。
捕鼠カゴのタイプもそうですね!
中でピンシャンしている。
致死性の毒なども使う必要がありませんので、もがき苦しむこともありません。
いくら害獣認定されていて、駆除するのが法的に問題ないにせよ、
生き物をいじめ殺すというのは、人道に反するし、誉められたもんではありませんので、この「踏み板(シーソー)式」のようなのは、それがないのでいいですね。
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踏み板式ネズミ捕り器の:餌の必要性と忌避力~
「踏み板(シーソー)式」は、中にエサを入れて、おびき寄せてから捕まえるタイプのものなので、忌避力が高くては、ネズミを捕まえる事ができません。
細い場所を通りたがるネズミの習性を利用したものなので、ネズミの通り道に置いておけば、エサは無くても、ポンポコ入ります。
踏み板式ネズミ捕り器:捕獲力~
捕獲力は高いと思います。
ただ、仕掛けてからすぐは、ネズミの高い環境変化警戒能力で、何日も入ってくれません。
彼らは鼻がいいので、何度も確認するとどんどん人間の匂いが付いて、マシーンに近寄らなくなりますので、とにかく匂いを付けないように、一度置いたら、何度も触らないようにしばらく放っておく方が、より多くの鼠を捕獲することができるでしょう。
踏み板式ネズミ捕り器:後始末の必要性~
ネズミが移動し、扉が閉まるタイプであるシーソー式捕獲機は、
「捕まえて中にネズミを閉じ込める事」が目的である為、
ネズミがきちんと中に閉じ込められてから、よほど何日も放っておかない限り、死んでいるという事がありません。
よって、死体を見なくて済みます。
死んでしばらく経って、グロくなった死体も処理する必要がありません。
※ ちなみにネズミは、起きて動いている間、常にエサを求めて走り回っている生き物なので、つまり、そうでなければ死んでしまうのです。
捕まっている間はひどいストレスがかかっているでしょうし、しばらくエサを食べさせないと他の動物よりはるかに早く死んでしまいます。
踏み板式ネズミ捕り器:価格帯~
この「ネズミの体重」を利用して、蓋が締まるタイプ(踏板式)には、
元祖?!
踏み板式ネズミ捕り器『チュートルマン』(大体¥3000程)
私の記憶によると、3年くらい前はこれしかなかった!
安心安定の鋼板製だ!
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一度誰かがこの仕組みを作ってしまえば、後は量産するだけ?なので、
以下のようなプラスチック製のネズミ捕り器がどんどん出てきました。
注意: これは、以下の商品が『チュートルマン』を模倣した、という事ではありません。
VENSMILEのねずみとり(大体2個¥1500程)と、
Ninonlyのネズミ捕り(2個¥1400程)、
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それからPEATOP(2個¥2000程)などがあります。
これらは、プラスチックの種類は違うものの、何度も洗って使えるものを、2つ入りで売っていたりするので、低コストで2か所に仕掛ける事ができます。
おそらくこの先、どんどんこのテのタイプのネズミ捕り器が増えて、安く売られてくる事でしょう。
・・・消費者は助かるけど、
ほんとの開発者は、イラっと来るでしょうね。。。
仕組みはほとんど同じなので、踏み板式であれば、どれもよく取れると思います。
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踏み板式ネズミ捕り器を使ってみた、
留意点とよく捕まえられるコツ
使ってみて「全然取れませんでした」っていう方が居るのですが、私も最初はそうでした!
だけど、実はこれ、コツがあると思います。
少し注意すれば、ひと夏で何回も取れましたので、嘘ではありません。
何度かやってみて、捕まえやすいコツというか注意点がありますので、是非参考にしてみて下さい。
使用前のコツ:
素手で触らない!
毒物が塗ってあるとか、そういう事ではなく、嗅覚の問題です。
そもそもネズミは、「今までになかったはずの物が置いてある」とか「いつもと違う場所に物体が移動している」とかいう、環境の変化にめちゃくちゃ敏感です。
それが、ネズミ達にとって、危険回避能力の一つになっています。
ただでさえ、怪しい物体が増えて「ネズ、警戒!」状態のところへ、
「へぇ~どんな仕組みだろ!」って散々ベタベタと触って、いじくりまわし、人間の匂いをぷんぷんさせた物体を置いてみてくださいよ!
ネズミは嗅覚がとても発達していますので、「・・・完全に怪しい認定いたしました~!」ってなります。
何週間も、ヘタすれば1ヶ月以上、ネズミが捕まる事はないでしょう。
できれば、新品の箱の時から、手袋をして設置するか、
わざとチーズや煮干しなど、臭くておいしそうなものを握りしめたあとで、素手で設置すると良いでしょう。
特に、最近は人間の匂いなど恐れもしない、ネズミが沢山居ますから、そういうネズミには後者がオススメです。
設置する際のコツ:
エサですが、あってもなくてもよく取れます。
付けるのであれば、匂いの強い乳製品や、煮干し、木の実などがオススメです。
あとパンとかね! 穀類やナッツはとても好きみたい^^
ベタベタしてたり、すぐに腐ったりするものは、後処理が大変なのと、設置している間中、毎日のように「腐ってないかどうか」を確認しないといけなくなるので、やめておいた方がいいでしょう。
ネズミが通るような形状(細く小さい)ので、中で汁が垂れたり、固まったりするものだと、洗うのも剥がすのも人間の手が入りにくく、大変です。
何度も確認しなくちゃいけないって事は、何度もネズミ捕り器に触れて、また設置しなけりゃいけないって事なので、
匂いはするし、元の場所とも違うし、輪をかけてネズミに不信感を与えてしまうだけで、捕獲からは益々遠ざかってしまうでしょう。
設置するのであれば、汁が出てこびり着いたりしない、乾物の煮干しなどが適任でしょう。
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設置してからのコツ:
先ほども少し出てきましたが、「やれ、今日は取れたかな?」と確認しに行く時の注意です。
手ね!
手で毎日、製品を触ってみるのは絶対にやめましょう。
とにかく、人間の匂いを付けてはいけません。
付けるのなら、さっきも書いたように、あらかじめおいしそうな匂いを付けてから、触るべきです。
もしくは、触らなくても中身が確認できる仕組みなので、触らない!
↑↑↑
これが一番!
それに気が付くまでは、
我が家の面々も、本当にネズミが取れるかどうかが楽しみで、毎日確認していましたが、当然ながら人間の匂いばっちりなので、来る日も来る日も一向に獲れませんでしたので・・・
やがて興味をなくしてしまい・・・
そして、放っておくようになって、2か月弱・・・
おそらく人間の匂いが消え、ネズミにとって「このトンネルは、いつもここにある安心なもの」って認識に変わったのでしょうね、
1匹目がかかり・・・
ほどなくして、2匹目・・・
結局、夏の間に、確か4匹ほど取れました。
なので、「今日は獲れたか、今日は獲れたか」と毎日、
特に素手で、確認するのは絶対にやめましょう!
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捕まえた後の処理:
ネズミを捕まえたら、どう処理すべきか、というところですね。
ここが一番のネックになっている女性も多い事でしょう。
『チュートルマン』などの説明書を見ますと、ネズミがかかったのを確認したら、そのまま水の中にザブっと浸けて殺す(溺死させる)用に、きちんとプラスチックの水容器が付属で付いて来ますが、それは別に使う必要がありません。
ブタ子は、だいぶ離れた我が家の田んぼ(周囲に民家はナシ!)に持って行って、放してしまいます。
とはいえ、ネズミって多分一晩の間に数十キロメートルは移動できる動物ですので、意味はないかもしれませんが、殺すのは忍びないので、そうしています。
「えっ? 戻って来たり、他の家に入り込んだらどうすんの!」って思われましたか?
田舎なので、早朝からカラスや、猛禽類のトビが飛んでいますので、生き残れるかどうかは謎です。
実験的に腐りかかった肉を、早朝、畑にばらまいておいたら、5~10分程で、全て綺麗に消えていました。
ほかにも、アシの生い茂った河川の茂みに放ったことがあります。
あそこなら、沢山の小動物が生活しているので、穴を掘って巣を作って、草の実など食べて生きて行く事ができるからです。
なので、捕獲してからは自然淘汰に任せています。
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と、いう事で、「踏み板(シーソー)式ネズミ捕り器」の仕組みや特徴、使い方のコツをまとめてみました。
「買ってはみたけど、全然取れない」って人は、以上の事に気を付けて使ってみて下さい。
私の経験上なので、確約はできませんが、
多分、勝率?は多少なりとも変わると思います^^