こんにちは、「節約もできる栄養満点野菜の作り方」のコブタです^^
2016年(平成28年)6月8日(水)放送の大人気健康番組
『ガッテン!』は、
【初夏!そらまめの新発見】でしたね!
これは、一般の方が観るより、農家さんや菜園に興味のある方が観たほうが、育成過程を見ている分、すごくわかりやすいと思いましたので、メモがてら記事にさせていただきます。
今回のテーマ:
前回、ベストな茹で加減だったから、
今回も同じ時間で茹でたのに、全然違うのはなぜ?!
豆の部分しか食べられないの?
塩ゆで以外のおいしい食べ方は?
ホクホク豆としっとり豆の見分け方・買い方
などなど、色んな疑問が解決できますので是非是非参考にしてみて下さい。
Contents
初夏の風物詩!そら豆
夏の初めだと、国技館の地下でせっせと作られ、熱き戦いを観戦しながら食べられる相撲ファンが「食べないではいられない!」というそら豆!
居酒屋さんなどで、枝豆もそうですが、あえて注文しようとは思わない人も、
他の人が頼んだりして目の前に並ぶと、食べるのやめられませんよね?!(笑)
しかし、そら豆っておいしいけれど、あの皮どんどん捨てる人と普通に食べる人と居ますよね?
どっちがいいとか、栄養価が高いとかあるのでしょうか??
皮ごと食べるのと、むいて食べるの、
結局どっちがいいの?
皮には甘み
成分が豊富!
ポリフェノールもたくさん!
皮ごと、食べている方!
皮には抗酸化作用(そう!老化防止の!)のあるポリフェノールがこんなにたくさん含まれている!
食感に大事なのは、ゆで時間でも塩加減でもない!
実は○○○○だった!
国技館で出してる「そら豆」は、水に対して塩4%という、濃いめの塩水で、3分茹でるという。
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しかしそれには、塩水やゆで時間が重要なわけではないという・・・。
えっ?
ではなぜ国技館のそら豆プロは、「ゆで時間3分」と言い切る事ができたのでしょうか?
実は、国技館では、そもそも仕入れてくる豆の状態が決まっているという。
・・・何がどう決まっているのでしょうか?
ホクホク VS しっとりそら豆の検証:そら豆農家で検証
農家の方はともかく、普段スーパーで買われている方、「そら豆」であれば、見場だけ気にして買ってきていませんか?
番組では、日本のそら豆産地:鹿児島県指宿市のそら豆農家を2軒見学・・・。
一軒のそら豆農家で取れるそら豆は「ホクホクなのを育てている」という。
何粒食べても、しっかりほくほく。
もう一軒のそら豆農家で取れるそら豆は「しっとりそら豆」ばかりを出荷しているという。
何個食べても、しっとり!
同じ市だし、土壌もほぼ同じ。
どちらの農家も、同じ品種を育てているのになぜでしょうか?
ソラマメをMRIにかけてみる検証
それぞれの豆を都内の病院で、MRIにかけてみる。
・・・普通は、人間が入るところだけどね(笑)
そら豆のMRIを撮ってみると・・・
その形から、ソラマメを作った事のある農家さんにはもうわかるはず!
そうです、若い未熟豆か、成熟した豆かの違いです。
しっとり若豆と、ほくほく成熟豆の違いとメカニズム!
ホクホクそら豆農家の丸丸と太った豆!
このコードみたいな部分は、人間でいうところの「ヘソの緒」!
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そら豆で言えば胎座部でしょうか・・・
このコードが外れ、栄養補給が終わり、種になるべく準備が終わったもの・・・
つまり成熟した豆です。
対する、「しっとり豆農家」の方は、まだ若豆!
さやの中のフワフワの綿は、栄養の貯蔵庫となっており、そこからさっきのコードでせっせと、糖分と水が送り込まれてくる。
ちなみに、糖分と水分を送ってくるくらいだから、貯蔵庫であるフワフワ綿も、食べるととっても甘くておいしいですよ?つまり、水分と糖分がたっぷりの豆です。
成熟した豆は、水分と糖分を貰って、種になるべく栄養補給を終えると、豆は自分でコード(へその緒)を外してしまうという。
コードを外した豆は、水分が減り、糖分はでんぷんへと変化。
発芽にでんぷんは欠かせませんので、これは、種へと変化している証拠!
より、ジャガイモに近くなっているから、ホクホクしていたんですね~!
コードが外れて、接合部分(おはぐろ)に空気がふれると、そこは酸化し黒くなってゆきます。
水分量やデンプン質も「しっとり若豆」と「ほくほく成熟豆」ではこんなに違う!
当然、収穫時期は、「しっとり若豆農家」より「ほくほく成熟豆」の方が、遅くなります。
つまり、茹でた時「しっとり豆」に仕上がるか、「ほくほく豆」に仕上がるかは、収穫時期が違ったのです。
ちなみに国技館の「そら豆達人」はいつも「ほくほく豆」を仕入れていたから、「ゆで時間は3分」と言い切っておられたのです!
ちなみに、うまくゆがくできない一般の方は、若豆を買ったり、成熟豆を買ったりと、毎回バラバラだったから、いくらゆで時間を毎回記録していてもダメだったのです!
「しっとり若豆」と「ホクホク成熟豆」の
見分け方・方法
「しっとり若豆」を買いたい人。
おはぐろがまだ緑色をしている。
莢は鮮やかな緑色。
莢の縦のすじが緑。
豆が小さいので、莢自体の形がなめらかでくびれが小さい。
「ホクホク成熟豆」を買いたい人。
おはぐろが、まさに黒くなっている。
莢は、茶色のブツブツができ始める。
莢の縦の筋が、緑ではなく黒ずんでくる。
中身の豆が大きくなってきているので、莢自体の形が、波状でくびれが大きい。
つまり、2種類の豆を見分けれられれば、茹で加減がベストになる!
料理や好みによって使い分けて下さい^^
しっとり若豆・ホクホク成熟そら豆のベストゆで時間
しっとりタイプ:1分半~2分
ホクホクタイプ:3分
絶品!プロがオススメ、そら豆料理レシピ
「日本そら豆の会」オススメの食べ方!
なんでもそら豆には「NPO法人」が存在するという(驚!)
皮と一緒に食べると、皮のサクっとした感じと、実のホクっとした感じが合いまみれた食感を味わえるので、オススメだそう。
NPO法人『日本そら豆の会』オススメレシピ!
【そら豆の地獄蒸し】
≪作り方≫
フライパンに(そら豆がひたるくらいの)わずかな水を敷き、沸騰させる。
皮つきのそら豆と、塩を入れて強火で3分蒸すだけ。
水を少なくする事で、皮のうまみが溶け出しにくいという。
ちなみにこの料理法では、すでにおはぐろが黒くなっているものを使っていました。
NPO法人『日本そら豆の会』オススメレシピ!
【そら豆の香ばし天国】
フライパンに、ごま油を敷き、香りづけをしながら、炒め焼きにする。
そら豆を入れて、ひっくり返しながら、両面軽くに焦げ目がつけば完成!
皮の香りがほとばしる!
この調理法だと、おはぐろのある成熟豆を使っておられました。
他にも、若豆を皮ごと焼いて、フワフワの綿の部分をスプーンですくって食べておられました。
甘くておいしいんだそうですよ♪
未熟豆のほうが、綿が多くてオススメだそう!
NPO法人まで作る「そら豆好き」が薦めるのなら、是非やってみねば!(笑)
中華料理の達人が教える、皮ごとおいしい!
絶賛「そらまめ君の肉豆腐ベッド」作り方
《材料》 そら豆のサヤ4本分
豚ひき肉 40g
絹ごし豆腐 110g
~調味料~
オイスターソース 小さじ半
日本酒 小さじ半
塩 小さじ1/4
コショウ 少々
~下準備~
そら豆のサヤを縦筋に沿って、きれいにまっぷたつにしておく。
豆は30秒茹でて、薄皮をむいておく。
~作り方~
1.小さな透明の袋に、材料・調味料を全ていれ、味が回るようにくるくると混ぜるように揉む。
2.袋の角に穴をあけ、たっぷりと4本のサヤにペースト状にしぼりだしていく。
3.下準備したゆでたそら豆を、本来豆があったであろう場所に乗せていく。
4.もう半分のそら豆のサヤをかぶせてやる。
その時、さっきのペーストははみ出ていた方が焼き具合によって硬さが違うようになり、面白いそう。
5.両面焼きグリルで、強火で10分。
片面焼きグリルの場合は、強火で12分。
加熱する事によって、肉と豆腐のうまみが、下の綿を吸い上げて、豆腐の中にも入っていくという。
~食べ方~
サヤの蓋を取って、外したほうの綿をスプーンですくって食べ始める。
甘さが際立つ。
そしたら、肉豆腐やそら豆を食べてみて下さい。
この料理には、しっとり未熟豆の方がワタが多いので向いているそう!
中国料理の中ではそら豆は「翡翠(ひすい)」と呼ばれ王様なのだそう!
緑の料理の中でも別格!
高級料理の時に使うのだとか。
イタリア・シチリア島のそら豆:ファーベ
イタリア・シチリア島では、ファーベという種類のそら豆を生で食べていましたね。
ファーベのサヤは茹でると甘味が増すので、茹でてから、色んな料理に入れて食べておられました。
ブタ子の家では、若豆と成熟豆、使い分けていましたが、塩ゆでがほとんどでした。
おいしそうなレシピを参考に、また色々やってみたいと思います^^