今回は旬の煮物の主役を、大根さんと争っておられます、聖護院さんということで、一般的な丸大根の作り方全般を書いておきますので、参考になさってください。
す入りが遅いくて柔らかいところが、お料理に使いやすくていい!
↓↓↓ 使った種はコチラ ↓↓↓
Contents
聖護院大根の種袋表記
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おそらく正確には、
表記名: 丸ダイコン
品種名: 聖護院
といったところでしょうか?
特徴:
京野菜の一種で、煮物用丸ダイコンとして有名です。
根は豊円な球型で径 15~17㎝位、純白で首部は淡緑色で形、揃いも抜群です。
食味は繊維極めて少なく、甘味に富み煮食に最適、煮くずれもしません。
聖護院大根の作付け年表
聖護院大根を作るために、知っておくと良い知識
代表的な品種:
丸いからって、カブと同じだと思っている方もいますが、まるで別物。
同じく丸大根の一種である、桜島大根が有名。
「『カブ』と『大根』の違いと、見分け方」が気になる方は、コチラ
育成適温: 15~30℃くらいだが、理想は20℃くらい。
育成土の酸度: 中性くらい。
育成土環境: 連作可能。麻袋・家庭菜園・畑。
栽培距離: 90cmの2条植え。条間は45㎝ の 30㎝間隔で、3~4粒ずつ点播きで。
肥料:
基肥 ― 種蒔きの2週間前に、石灰と一緒に牛糞を。
追肥 ― 2回目の間引き後、土寄せと共に。
ではでは実際、取りかかりましょう!
■聖護院大根の育て方■
まずは土の状態を、聖護院さん(ええトコの子みたい)向きにしてやろう!
前準備: 定植の2週間程前(中・暖地で10月中旬)
土の酸度を中性くらいにしてやります。
そんなにアルカリ性にしなくていいので、石灰かケイ酸カルシウムと、基肥である牛糞をしっかり撒いて、よく耕しておきます。
大根は根モノ野菜なので、通常深くまで耕しますが、聖護院大根は丸大根なので、25㎝もあれば充分です。
種まき:(中・暖地で10月上~中旬)
播く場所には、空き缶やビール瓶の底で押さえていくとわかりやすい。
その輪の輪郭に、一ヶ所にまとまらないように種を播くとうまくいく。
3~4粒を点播きに。株間30㎝、土は1㎝くらいかぶせよう!
乾燥と雑草を抑えるために、腐葉土やもみ殻をまいておくと大変いい◎
発芽はおよそ、4日~1週間後。
■聖護院大根の間引きと追肥、土寄せ■
間引き(1回目): 本葉が1~2枚の頃に、3本くらいに間引いてやる。 ここには4本あるから、その内の1本を間引くこととしよう。 |
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間引き(2回目): 本葉が5~6枚の頃までに、1本立ちにします。
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追肥: 2回目の間引きの後、初めての追肥(鶏糞)と土寄せ。
以後、1~2回の定期的な追肥と土寄せを。
鶏糞は少し離れたところに「置く」ような感覚で。作物や葉に直接当てたりしない。
※ ブタ子の場合、追肥は1度で止肥としましたが、けっこう大きくなります。
植え付け前の、土の作り方に関係があるのでしょうか?
「毎年、葉ばかり大きくなって、食べる部分が小さいので作る手間が勿体ない」ってなってる方、手順をよく見直してみましょう。
■聖護院大根の収穫■
収穫: 根の直径が15~17㎝くらいになり、外側の葉が垂れるようになったら、収穫の時期。
すが入る前に収穫をしよう。
★ポイント★
根から2~3のところの葉(茎みたいな部分)を輪切りに切って、「す(繊維の間にできる穴のような空洞)」が入っているかどうか見てみよう。
この「す」が入り始めると、大根自体にも「す」が入ってる事が多くて、バサバサで、スカスカで全然おいしくなくなる!
「す」が入る前のおいしい時期に、きちんと抜いて、食べるのが理想的!