今日は、「ほうれん草」です。
品種が『次郎丸ほうれん草』なんですかね、「栄養いっぱい、おいしさいっぱい、食味良好」と書いてあります。
実はブタ子、この「次郎丸ほうれん草」何を勘違いしたか、話題のラグビー日本代表の「五郎丸歩選手」にあやかってできたのだと思って買ってしまいました。
「五郎」と「次朗」の区別がついてない私www
Contents
次郎丸ほうれん草とは
↓↓↓ 使った種はコチラ ↓↓↓
次郎丸ほうれん草の種袋の表記
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特徴:
暑さ・寒さに強く、生育の早い、つくりやすい法蓮草です。
葉は大葉で鮮やかな緑色、茎は太く根部は赤身を帯び、ビタミン、鉄分などを多く含んだ栄養野菜、新鮮な風味も最高です。
播種後60日頃より収穫できます。
~~~~~表記終わり~~~~
『次郎丸ほうれん草』の種まき時期など、
作付け年表はコチラ
ほうれん草全般の栄養価
緑黄色野菜の代表で、ビタミンA、C、カロチン、鉄、カルシウムが豊富で、貧血、高血圧の予防、便秘、肌荒れなどによいとされています。
ルチン(柑橘フラボノイド)は、大腸ガン、皮膚ガン、肺ガン、子宮ガンの発生を抑え、目の老化(白内障等)を防ぐと言われている。
そのままでサラダにしても、おひたし、炒め物などにしても万能に使える葉もの野菜。
■ほうれん草を育てるのに知っておきたい基礎知識■
ホウレン草も、「早生」「晩生」等の違いはあるものの、基本の作り方は品種を問わず一緒ですので、参考になさって下さい。
基本情報として、ホウレンソウは「寒さにとても強く、光を好み、酸性にとても弱い」の三拍子です。
そして、一番変わってる?部分が、種の芽出しについて。
種には2種類あります。
ひとつは今回使っている「殻(皮)つきタイプ」 尖った三角形のような皮がついていて、水に浸しておいたり、発芽させたりして使います。 |
もうひとつは、外側の皮をむいた「ネイキッド種子」・・・これはそのまま使えるけれど、浸水させておくのはやっぱりオススメ。
どちらも、芽出しまでさせた後で使うとパーフェクト!
夏植えする場合は、ホウレン草自体が低温発芽性なので、まず芽が出にくいので、芽出しは必ずしておいた方がいい。
育成適温: 15~20 ℃くらい。
育成土の状態: 高温・酸性に大変弱い。
育成環境: プランター、畑。連作不可(3年休栽)
栽培距離:
畝幅90㎝。条間15㎝。
深さは最終株間10 cm。播き溝は、深さ1㎝。
基肥: 播種の1週間前までに、牛糞肥料をしっかりすき込んでおくのと、深さ30~40㎝のところに塊の牛糞を。
間引き: 本葉が出始めたら、2~3回行う。
追肥: 初めの2~3回の間引きの後のみ。
ではでは実際に、取りかかりましょう!
■時系列でみる、次郎丸ほうれん草の育て方■
ほうれん草は、酸性にとても弱い・・・
なのでまずは、土の状態だ!
ちなみに、酸性土壌で作ると、育ちが悪く、形が不揃いになるので、ご用心!
畑の前準備: [播種の3週間前]
まずは表面が白くなるくらいまで、消石灰を振りかけ、土を中和させておこう。フリフリ。
↓ ↓ ↓: [播種の2週間前]
今度は苦土石灰と、ホウレン草が大好きな「腐植質」である堆肥と、鶏糞を一緒にすき込む。
鶏糞はほうれん草にうってつけなのです^^
二段構えの基肥:
ほうれん草は、11月~3月近くになるまで畑にあるため、いずれほうれん草の根が成長してきた時の為、深さ30~40㎝のところに、牛糞を移植ごて1杯弱ほど施し、地表ちかくまで土をかぶせて蓋をしておいてやる。
プランターの場合: [播種の1~2週間前]
作業は、ほぼ畑と同じように行う。
だけど「二段構えの基肥」は要らない代わりに、底近くに牛糞を敷き詰めてやろう。
《ほうれん草の芽出しのやりかた》
種の芽出し準備: [播種の4日前]
今回使う、ダイソーの「次郎丸ほうれん草」の種は、皮つきタイプ。
なのでネイキッドタイプよりもっと浸水が重要になってくる。
汚れてもよい、水をよくふくむガーゼハンカチ状のものの真ん中に種を置き、種がこぼれないように巾着のように握り、種の入った部分が底に来るように、コップの水に一昼夜浸けてやる。
途中で灰汁がひどい場合は、水を変えてやるとよい。
↓ ↓ ↓: [播種の3日前]
浸水を終えた種は、そのまま周りのガーゼハンカチでふんわり包み、(その時水は、ギューギューとしぼる必要はないよ!)今度は乾燥しないようにビニール袋(スーパーにあるロール状になってる、カラカラ出して使うやつがいいよ!)に入れて、今度は野菜室に入れて2日待つ。
秋口に植えるものは、冷蔵庫に入れなくても常温でも芽が出る。
※ 何を思ったか、冷凍庫に入れたりされる方がおられますが、いくらホウレン草が低温発芽でも、凍らせてしまっては種が死にます。絶対にしないでください。
↓ ↓ ↓: [播種の前日]
2割くらいの種が発芽してきているかな?
少ない場合も大丈夫、蒔くのは翌日だから、そのまま野菜室に入れておいて。
これは一昼夜水に浸けてから、 2~3日布に包んでおいた後。 指先のところ、白い芽がどんどん出始めているの、見えるかしら?? |
畑の場合: [播種当日]
先ほど、酸性土壌で作ると、育ち自体が悪く、形も不揃いになるという事を書いたが、今度は畝の形だ。
ホウレン草の場合、かなりしっかり土(播き溝になる部分)の表面を平らにした後で、1㎝の播き溝を作る。
凹凸があると、排水不良が出て立ち枯れが出やすくなる。
また凹凸と同様に、覆土の厚さにムラがあると、発芽や育成が不ぞろいになる。
種播き:
催芽種子(種まきの前に発芽を始めた種子のこと)の種播きは、土をしっかり湿らせてから行う。
条間15㎝で、条播き、もしくはばら播きで。
ほうれん草は、光が好きなので、覆土は7~8㎜くらいの薄さで行い、鍬で鎮圧し、土が見えないよう切ワラを敷いて、発芽まで土が乾くのを防ぐ。
《次郎丸ほうれん草の間引き・追肥・中耕》
第1回目の間引きと追肥: [本葉1枚の頃]
3~4㎝間隔に間引いて、条間に鶏糞で追肥し、中耕。
ここから収穫10日前くらいまでは、地面が乾いたら軽く水やりをし、土を乾かさないようにする。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
第2回目の間引きと追肥: [草丈7~8㎝頃]
5~6㎝間隔にして、追肥、中耕。
この幼苗期は、水をやりすぎると、立ち枯れ病になりやすいので、過湿には注意する。
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第3回目の間引きと追肥: [本葉4~5枚頃]
10㎝間隔に間引きして追肥、中耕。
※ 生育のスピードによっては、第2回目と3回目が同じくらいの時期になった場合、作業は1度で構いません。
※ 今まで「地表が乾いたら水やり」していたのを、品質を向上させるため、この辺りで止める。
次郎丸ホウレン草の収穫時期と順序
第4回目(最終株間)の間引き: [草丈20~25㎝]
草丈が20㎝以上になったら、間引きをかねて、大きなものから順に収穫します。